MY PROSPECTS in MLB

個人的に気になったMLBプロスペクトについて解説。

MY PROSPECT No.1 - Bobby Witt jr.(Kansas City Royals)

皆さんこんにちは。

 

今日は第一回として、私のコレクション対象でもあるBobby Witt jr.について紹介します。

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2020 Bowman chrome sapphire editionの一枚。sapphireシリーズはキラキラが綺麗で他の選手も集めたいのですが、価格高騰により1st上位や主要RCは入手困難に…。焦らずコツコツ探していこう。

 

 

Bobby Witt jr.

2019年のドラフト1巡目(全体2位)野手。ポジションはSS。カンザスシティ・ロイヤルズ傘下所属。MLBプロスペクトランキングでは2020年に全体8位、2021年には全体7位(ともにチーム内1位)に位置しています。

 

Bobby Witt jr.の良さ

まず何よりも、5ツールプレイヤーへの可能性を十分に秘めている点が魅力的な選手です。特にスピードと見た目以上のパワーを持ち味としており、個人的な理想像はNYYの大スター、デレク・ジーターかなと思っています。(彼自身もドラフト時の会見で、ダスティン・ペドロイアやデレク・ジーターのような選手になりたいと語っていました。)

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その他には、若い頃のA-Rodやトレバー・ストーリーなどと比較されることも。ストーリー並に成長出来れば選手としては御の字と言えるんじゃないでしょうか。まだまだ先の話ですが。

また、守備についても平均以上の評価を得ており、モンデシーがSSに固定されそうなチーム事情も考慮し、将来的には二塁・三塁へのコンバートも想定されています。

 

ホロ苦デビューの一年目

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ドラフト全体2位という大きな期待を背負ってのデビューとなった2019年はルーキー級のアリゾナ・リーグに出場し、以下の成績でした。

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シーズン前の期待の大きさからすると物足りなさを感じる結果ですね。

打率の低さ(.262)や本塁打数の少なさ(1本)に加え、BB/K(四球数を三振数で割ったもの、一般的に高いほど選球眼に優れると言われる)は0.37と、懸念点として挙げられていたコンタクト力の低さが露呈した一年だったと思います。

 

2020年MLB Summer Campでの活躍

そんなこんなでデビューをした彼でしたが、平凡なシーズンを過ごした2019年に続き、コロナの影響で2020年のマイナーリーグは中止、マイナー選手にとっては厳しい一年となりました。

 一方で、ルーキー級では平凡な成績に終わってしまった彼にこの上ないチャンスが巡ってきます。将来への期待の高さから7月のSummer Campに召集されたのです。そして、ここでの活躍がフロントやコーチ、ファンに対して彼の潜在能力の高さを印象づけることになります。

 迎えたSummer Campでの初打席、彼は12球粘った末、ライトの頭を超える大きな2塁打を放ちます。さらに次の打席では、プロ入り後おそらく初めてのMLB級投手であるTim Hill(現パドレス)を相手に打席に立ちますが、全く臆することなくライトへのヒットを打ち返しました。その後も数多くのMLB級投手からヒットを放ち、前年の平凡さを忘れるような活躍を見せてくれたのが印象的です。

 

Summer Campでの活躍はバッティングにとどまらず、塁に出てはすかさず盗塁を成功、持ち味ともいえる積極性も垣間見えました。さらに守備においては本職ではないサードをそつなくこなし、横っ飛びのファインプレーまで披露します。これはナイスプレー。

Summer Campで見せたプレーを継続出来れば、彼がMLBで活躍する姿を見れる日もそう遠くはないでしょう。今後が楽しみですね。

 

KC優勝の立役者となれるか

どうやら2021年はダブルA級の Northwest Arkansas Naturalsでのスタートが濃厚とされているようです。個人的にはいち早くMLBで活躍する姿を見たいですが、あまり焦ると怪我にもつながるので慎重さも大事なのかなと。じっくりと経験を積んで、ロイヤルズ期待の若手につけられるも“Next Brett”の名に相応しい選手に成長して欲しいです。